当協会では、鍵や錠前を扱う従事者としての資格「錠前技工士」の認定・付与を行っております。この資格制度事業を通じて、鍵業界の人材レベルの向上、またお客様に対する安心感・信頼感の付与に貢献いたします。

本物の鍵の職人としての信頼の証

「錠前技工士」

錠前技工士資格証

「錠前技工士」は、当協会「一般社団法人あんしん住宅設備協会」が定める、特許庁に正式に登録された資格です。
鍵・防犯業界において、鍵や錠前を扱う技術者として技術やモラルが認められたことを証明し、また、お客様に対する信頼感・安心感の核となります。

国民の防犯意識の高まりと製品性能の向上によって、侵入犯罪の認知件数は年々減少しています。しかし、依然としてまだまだ多くの被害が発生しているのが現状です。
このような情勢の中で、財産・資産・情報、そしてあなた自身や大切な家族の身を犯罪から守るためには、正しい知識を持ち、適切な防犯対策を施す必要があるのです。
しかし実際には、防犯対策と一言で言っても、詳しい知識もなく、実際に何をどうしていいのかわからないという方が多いため、そんな方たちに正しい知識を伝え、環境や状況に適した対策を提案・施工することができるのが「錠前技工士」なのです。

錠前技工士になるには

※平成30年4月度より、錠前技術者の技術力を公に認定する試験制度「錠前技工士1級認定試験」および「錠前技工士2級認定試験」を実施いたします。

錠前を扱う技術者の技能を正しく評価し、所定の技能を有する者のみを錠前技工士として認定するため、認定試験制度を実施する運びとなりました。 この制度により、これまでの資格「錠前技工士」は「錠前技工士2級」へ名称が変更となり、新たに「錠前技工士1級」が新設されます。また、「錠前技工士1級」および「錠前技工士2級」を取得するにあたり、所定の試験(錠前技工士1級認定試験、錠前技工士2級認定試験)が整備されます。

錠前技工士認定試験の実施により、錠前技術者のスキルアップはもとより、技術者の社会的地位の確率と社会的評価の向上も期待でき、鍵と防犯業界全体の技術レベルの底上げにもつながります。 なお、錠前技工士試験は、国家資格・公的資格ではなく、一般社団法人あんしん住宅設備協会が実施、認定する技術力認定試験です。

資格の必要性について

「国家試験や公的資格ではないので合格しても意味がないのでは」といったご質問を頂戴することがあります。
もちろん、鍵や錠前を扱う仕事は、資格がなければできないというわけではありません。しかし、資格試験に合格するということは一定の技能があることの証明となり、合格者が相応の技能を持った状態であると認定されるのは間違いなく、技術者個人の自信にもつながりますし、企業あるいは消費者側へ対する、技術者の技能レベルを判断するための指針になり得ると考えています。 特に、鍵・防犯業界で働きたい、起業したいという方は、錠前技工士試験に合格しておくことは良いアピール材料になり、就職の際や、他業種から仕事をもらう場合、現場で何も知らないお客様に安心して依頼してもらうためなどにもこの資格はより有利となるでしょう。
また、犯罪にもつながりうる技術を学ぶ中で、鍵・錠前を扱う業務に対し、統一的な技術やモラルなどの水準の目安を設けることが、この試験制度の趣旨の一つでもあります。

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